豚肉の柳川風

豚肉の柳川風／委託給食サービス／フードプランナーアベイル

【料理長から一言】
柳川鍋といえば、ドジョウとささがきにしたゴボウを卵とじにした料理・・・江戸前料理です。
江戸前とはそもそも江戸近海で取れた新鮮な魚のことをいったようですが、転じて「江戸独特の流儀」を指すことばになりました。
当時、粋でいなせで、気が短い江戸っ子たちが、愛した江戸前料理の数々に、興味がわきますね。

柳川鍋のドジョウの代わりに他の材料を使ったものを柳川風と呼びます。
今日は、豚肉を使った柳川風。
ゴボウは香りはそのままに、とても柔らかく煮えました。
ふんわり卵でとじましたので、ご高齢者様にとって、咀嚼しやすい一品です。

豚薄切り肉の旨み、ごぼうの香りがとけた出汁を、卵とろ～りと包んでくれて三つ葉のさわやかな苦みがよく合う美味しいメニューです。

特別養護老人ホーム「今井の郷」厨房にて

【栄養士から一言】
ゴボウは食物繊維がたっぷりです。
食物繊維は腸の働きを整えたり、コレステロールをコントロールしたりしてくれます。