里芋のそぼろあん/地味目だけど、ほのぼのした存在感


里芋のそぼろあん

【料理長から一言】

地味目だけど、ほのぼのした存在感。

まんまるの里芋と鶏そぼろが、まるで絡み合うかのように、一体となり、まろやかな優しい味わいです。

春は近いはずなのに、まだまだ寒い今日この頃、身体も心も温めてくれる「家庭の味、お袋の味」が恋しくなりますね。

「家庭の味、お袋の味」はたくさんありますが、その中でかなり地味で素朴な味わいが里芋の煮物。

地味目だけど、ほのぼのした存在感。

炒めたそぼろの旨味が里芋によくしみ込んで、ほっくり、とろん。

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お月見に里芋

昔、お月見に里芋を供える儀礼があるようです。

なんとも、里芋の丸さがお月様のようで、似合っています。

今でも地域によって、そんな風習が残っているらしい。

中秋の名月のことを、「芋名月」ともいうのはその名残でしょうか。

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