鶏ごぼうご飯

【料理長から一言】

醤油の香ばしさ、 鶏の出汁、ごぼうの香り

日本中、どこの、誰もが、大好きな「炊き込みごはん」。

野菜や肉などをお米に入れて炊くご飯のことを、五目ご飯、炊き込みご飯、かやくご飯・・・とか呼びますね。

今日の炊き込みご飯は鶏ごぼうご飯、鶏から出る出汁が味わい深く、ごぼうの香りが外せない存在感。

そして、炊き上がる時の匂いがたまりません・・・醤油の香ばしさ、鶏と、ごぼうの良い香りがほんわか漂います。

良い香りは食欲を高めます。

特にご高齢者様はこうした醤油の香ばしさ、出汁の匂いなど、昔から慣れ親しんだ香りを好まれる気がします。

伝承していく料理

こういう炊き込みご飯は、季節によって、郷土によって、いいえ、家庭によって様々な気がします。

郷土の環境、産物、歴史、習わしなどを抱え込むようにし、長い歴史を経て、伝承していく料理は、味わい深く、懐かしく、温かく・・・そんな味わいがしますね、炊き込みご飯は。

まさに祖母から母へ、そして子へ、伝えられる食文化です。

郷土の味としての駅弁、釜飯、春の楽しみ、グリーンピースご飯、秋の収穫を味わう松茸ご飯、栗ご飯・・・・まさに、春は春、秋は秋、季節の香りを楽しむことが出来ます。