新生姜とツナのごはん／委託給食サービス／フードプランナーアベイル

新生姜とツナのごはん
【料理長から一言】
現代、日本では、栽培技術の改革、流通の進歩などによって、 多くの食材が一年中出回っており、簡単に街で手に入ります。
それは、とても便利で、うれしいことなんですが、「季節の移ろいを味覚で感じること」が薄らぐことに、個人的には危機感を感じてしまいます。
日本には四季があり、昔から季節ごとに旬の食材を楽しんできました。 それが日本の食文化でした。
今の子供は旬を知らない。
トマトが冬にもあり、ホウレン草は夏にもある…それが普通になってしまったから。。。。
しかし、ご高齢者様にとっては、旬や行事はとても大切なのです。
夏に向かう今の時期、スーパーの棚に新生姜が並びますね。
通年手に入るひね（老成）生姜（古根生姜）と比べて、見るからにみずみずしく白い色で、ピンクの穂先がついています。
繊維もやわらかで、香りも高く、さわやかな柔らかな辛味があります。
 今日はこの新生姜を使った炊き込みご飯。
これにツナを加えることで深いうま味とふっくら感、艶やか感がプラスされました。
ご高齢者様もにっこりなさって「夏が来るね」と言ってくれそうです。
【栄養士から一言】
生姜には様々な薬効があり、体を温め、発汗や血行を促進させ、
コレステロールを下げ、血圧を下げるといったことも期待できます。
食欲の低下しがちな夏の季節には、欠かせません。