麻婆豆腐/日本の辛みの奥ゆかしさ


 麻婆豆腐

【料理長から一言】

本場はしびれる辛さ

四川料理、麻婆豆腐・・・本場では辛くて、いやいや、・・・ただ辛いだけではなく、しびれるほどの辛さだそうである。

唐辛子の辛さである「辣味」(ラーウェイ)と花椒の痺れるような辛さである「麻味」(マーウェイ)。

四川省では、花椒は粒で入れるほか、仕上げにも粉にひいたものを、表面が黒くなるほど大量に振りかける。

IMG_3730日本の辛みの奥ゆかしさ

近年、日本も激辛ブームで、本場の麻婆豆腐が受け入れられつつあるらしいが、そもそも、日本人の食文化はそんなに辛いものを食する文化ではない。

日本にも唐辛子や山葵、山椒という辛味の文化は、古くからあるが、日本での使われ方は本来の食材の味を消さない程度にパラパラと振る。

日本の辛味文化の奥ゆかしさを感じるのは私だけであろうか?

今日の麻婆豆腐もやさしい味わい。

本場の麻婆とは比較にならない。子供も食べれる甘さです。

もちろん挽肉も、豆腐も、とろける柔らかさ。

IMG_3731

 

 

 

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